中屋彦十郎薬局のブログ薬日記

漢方・生薬の専門店は中屋彦十郎薬局

2013年07月

生薬 ゆず 薬酒

「ゆず酒」  
ゆず六個、生薬の地黄、当帰、芍薬を各二十グラム用意する。
焼酎一.八リットル。氷砂糖二百グラム。
当帰と芍薬は刻みを利用する。
ゆずは水洗い後、二〜三 センチに輪きりする。
材料を瓶に入れて冷暗所で三ケ月 保存後、ふきんで漉す。
一日量は盃で一〜二杯飲む。
女性の貧血、低血圧、美肌、疲労回復に良い。

生薬 ヤマモモ 薬酒

「ヤマモモ酒」  
秋の暗紅紫色に熟したヤマモモの果実を適量、
焼酎は三倍量 を用意する。
果実は傷めないようにていねいに水洗い後、
ふきんで水けをとる。
材料を瓶に入れて冷暗所で二〜三ケ月 保存後、果実を取り出す。
適量を寝る前に飲む。
疲労回復、鎮静、下痢、食欲増進に最適である。

生薬 フユイチゴ 薬酒

「フユイチゴ酒」  
赤熟したフユイチゴの実一キログラム、
焼酎一.八リットル 氷砂糖二百グラムを用意する。
果実は流水で水洗いし、傷め ないようにへたをとり、
水けを取る。
材料を瓶に入れて 冷暗所で三〜四ケ月保存後、
果実を取り出す。寝る前に 三十〜四十ミリリットル飲む。
ビタミンCが豊富で、疲労回復、美肌、食欲増進に良い。

生薬 ハマナス 薬酒

「ハマナス酒」  
九月頃の赤熟したハマナスの果実一キロ、焼酎一.八リットル 、
氷砂糖百グラムを用意する。
ハマナスの果実は水洗いしそのまま用いる。
材料を瓶に入れ 冷暗所で二〜三ケ月の保存後、
果実は取り出す。
一日量は三十ミリを限度として寝る前に飲む。
疲労回復、美肌、食欲増進に良い。香り高い薬酒になる。

生薬 ハマナス

「ハマナス酒」  
九月頃の赤熟したハマナスの果実一キロ、焼酎一.八リットル 、
氷砂糖百グラムを用意する。
ハマナスの果実は水洗いしそのまま用いる。
材料を瓶に入れ 冷暗所で二〜三ケ月の保存後、果実は取り出す。
一日量は三十ミリを限度として寝る前に飲む。
疲労回復、美肌、食欲増進に良い。香り高い薬酒になる。

生薬 ハマナス

「ハマナス酒」  
九月頃の赤熟したハマナスの果実一キロ、焼酎一.八リットル 、
氷砂糖百グラムを用意する。
ハマナスの果実は水洗いしそのまま用いる。
材料を瓶に入れ 冷暗所で二〜三ケ月の保存後、果実は取り出す。
一日量は三十ミリを限度として寝る前に飲む。
疲労回復、美肌、食欲増進に良い。香り高い薬酒になる。

生薬 ハマナス

「ハマナス酒」  
九月頃の赤熟したハマナスの果実一キロ、焼酎一.八リットル 、
氷砂糖百グラムを用意する。
ハマナスの果実は水洗いしそのまま用いる。
材料を瓶に入れ 冷暗所で二〜三ケ月の保存後、果実は取り出す。
一日量は三十ミリを限度として寝る前に飲む。
疲労回復、美肌、食欲増進に良い。香り高い薬酒になる。

パセリ 薬用酒

「パセリ酒」  
パセリの若葉百五十グラム、焼酎一リットル、
氷砂糖百グラム を用意する。パセリは水洗いし、
ザルに上げて水気をきり手で ちいさくちぎる。
材料を瓶に入れて二ケ月保存後、ふきんで 漉す。
一回量は盃で一〜二杯である。 貧血、食中毒の予防に。

にんにく 薬用酒

「にんにく酒」  
にんにく三百グラム、焼酎一リットル、氷砂糖二百五十グラム を用意する。
にんにくは外皮をむき、一粒づつバラにして半分 に切る。
材料を瓶に入れて冷暗所で三ケ月〜一年ほど保存する。
寝る前に盃で一〜二杯飲む。

生薬 大棗 薬用酒

「ナツメ酒」  
棗(なつめ)の乾燥果実百五十グラム、
焼酎一.八リットル 氷砂糖五十グラムを用意する。
大棗はていねいにふきんで拭き、四つきり。
材料を瓶に入れて 冷暗所で三ケ月保存後、ふきんで漉す。
寝る前に杯で一杯飲む。
低血圧、不眠症、冷え性、滋養強壮に良い。
大棗



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豆淋 薬用酒

「豆淋酒」  
黒大豆三百六十グラム、焼酎一リットルを用意する。
黒大豆はフライパン十分に乾煎りしてから皮を取る。
材料を瓶に入れて冷暗所で二〜三ケ月保存後、
ふきんで漉す。 一日量は盃で一〜二杯が限度である。
朝と晩に飲む。冷え性、低血圧に良い。

セロリ 薬用酒

「セロリ酒」  
セロリ二百グラム、焼酎一.八リットル、氷砂糖百グラムを用意する。
セロリは水洗いして水気を取り、一〜二センチに刻む。
材料を瓶に入れて一〜二ケ月保存後、ふきんで漉す。
一回量は二十〜三十ミリリットル。一日三回が限度である。
疲労回復、食欲不振、不眠に良い。
寝つきの悪いときなど、寝る前に三十ミリリットルほど飲むと良い。

すもも 薬酒

「すもも酒」  
完熟直前のすももを一キログラム、焼酎一.八リットル、
氷砂糖百五十グラムを用意する。
すももは傷めぬよう水洗いし、ふきんで水気をとる。
材料を瓶に入れ冷暗所で六ケ月保存後、
果実を除きふきんで漉す。一回量二十〜三十ミリリットル。
一日三回が限度である。疲労回復、解熱、食欲増進に良い。


生薬 生姜 薬用酒

「生姜酒(しょうがしゅ)」  
ひねしょうがはよく水洗いし、水切り後薄く切る。
材料を瓶に入れて冷暗所で六ケ月保存後、ふきんで漉す。
一日一回寝る前に二十〜三十ミリ飲む。
風邪の初期には熱湯で割って飲むと良い。
冷え性や低血圧、肩こりにも良い。
生姜




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混元丹練り飴(こんげんたんねりあめ)の由緒

金沢は小立野、寺町という二つの台地と犀川、浅野川という二つの流れを利用して作られた町といえる。
小立野台地の先端部に作られたのが、兼六園であり、金沢城である。
当時、金沢は尾山といわれ一向宗徒の居城であった。
1580年 (天正8年) 織田信長の武将柴田勝家が加賀に侵入し、配下の武将佐久間盛政が金沢御坊を落し入城した。
1583年 (天正11年) 利家軍は賤ヶ岳の戦いに敗れた盛政軍を追い払い金沢城に入城した。
その後、利家は金沢城を居城とし、加越能三州を支配することとなり金沢の街作りに着手した。
中屋家の祖は近江の国の出身で戦乱のなか、落武者となって加賀の国・金沢の戸室山の麓に居を構え所司となっていた。中屋家には代々伝えられた家伝の薬があり、村人に分け与えていたところ評判がよく買い求められていた。
思い切って初代は町人となり天正7年(1579年)金沢・南町において薬種業を創業した。
代々が彦十郎を襲名し当代は15代となる。
中屋家では医王山や近隣の野山で採れる薬草を販売する傍ら、
代々伝えられてきた家伝薬・混元丹の製造販売を始めた。
それ以来、代々が伝承を重ね寛文年間には前田綱紀公より
前田家伝来の加賀三味薬といわれる紫雪、烏犀円、耆婆万病円の製造販売を許可され
薬種販売のかたわら、江戸、明治、大正、昭和、平成と製造販売がなされてきた。
江戸時代には町奉行所から町年寄を拝命し、享保、宝暦、寛政と60数年に渡って務めた。
明治11年(1878年)10月2日には明治天皇の北陸巡幸が行われた。
明治天皇は岩倉具視以下随行員800人を伴い、新潟、魚津、富山を経て金沢に到着した。
金沢市内の中屋彦十郎宅に逗留されたが、たまたま中屋家では離れを増築中であり、
周辺の地理的状況、警備のしやすさなどを考慮し決定したとのことである。
3日間の滞在中に陛下は金沢市内を視察したがその目的は明治天皇の威光を人々に知らしめることだったといわれる。
陛下の行在所(あんざいしょ)は以外とこじんまりしている。
今話題の「混元丹煉り飴」は江戸時代の原処方に限りなく近くするという精神のもとに
胎盤(プラセンタ)を配合した。原典に忠実に製造したということがいえる。
混元とは胎盤という意味であり、丹(タン)とは赤いということである。
つまり混元丹とは胎盤(プラセンタ)が含まれている赤く煉ったものということができる。
先祖の遺志を受け継いだ15代当主・彦十郎は金沢を代表する名跡・混元丹を煉り飴として発売している。
甘くて飲みやすくお茶をいただく前に舐めると金沢の歴史に思いを馳せることができるだけでなく、
歴史都市・金沢の旅の記念にもなりぜひともお奨めしたい逸品である。
混元丹

薬用酒 さくらんぼ

「さくらんぼ酒」  
さくらんぼは軸つきのまま水洗いし、ふきんで水気を取る。
材料を瓶に入れて冷暗所で三〜六ケ月間保存後、
果実を取り出し、ふきんで漉す。一日二十〜三十ml飲む。
五月下旬ころのさくらんぼ一キロ、焼酎一、八リットル
甘味料百五十グラム。疲労回復や虚弱体質の改善に良い。



生薬 梅 薬酒

「梅酒」  
青梅はよく洗い、ザルに上げてふきんで水気をとる。
材料を瓶に入れて冷暗所で最低三ヶ月、普通は一年は保存する。
一回量は盃で一〜二杯。
かたい青梅一kg、焼酎一,八リットル、氷砂糖四百グラム。






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いちじく (無花果)

「いちじく酒」  
熟して果肉のしまったいちじく八百グラム、焼酎一、八リットル、
氷砂糖二百グラム。いちじくは洗ってから果柄を切捨て、
ふきんでふき縦二つに切る。材料を瓶に入れ冷暗所で
一ヶ月保存後、果実を取り出し、ふきんで漉す。
一回量は盃で一杯。疲労回復、整腸、便秘、貧血、食欲増進に良い。
http://www.kanpoyaku-nakaya.com/mukaka.html



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