十薬 (重薬) ・じゅうやく
名医別録の下品に収載されている、一名「魚腥草 (ぎょせいそう) 」
ともいわれる。日本の民間薬。「大和本草」では10種類の薬効を
有しているから「十薬」というとしるされています。薄暗い藪に足を
ふみいれたとたんに、顔をそむけたくなるほどの悪臭に襲われる
ことがある。ふみつけようものならもっと匂う、それなのに陰干し
すると匂わなくなる。
ドクダミ科のドクダミの花期の地上部です。民間では生の葉も用
います。中国では「魚腥草」、「日本」では重薬、十薬、どくだみ
などと称します。乾燥後も葉の緑色の残っているものが良い。
ドクダミは多年生草本で、梅雨ころに、一見花びらにみえる
白い四枚の総苞をつけた黄色い花穂を出す。白い花は葉の
変形である。薬用部分は全草である。開花期に根ごと採取して
日干しにしたものを十薬といっている。緩下、利尿の作用がある。
生薬名の十薬は十種の薬効があるところからつけられたという。
利尿、緩下、解毒薬として応用し、悪瘡、脱肛、痔婁、虫毒など
に外用します。日本では民間的に便秘、風邪、蓄膿症などに
煎用するほか痔、腫れ物、腰痛冷え性などに生の葉を貼る
ほか温剤とします。中国・四川、ベトナムでは蔬采として食する。
皮膚の発疹、蕁麻疹などのアレルギー症状、高血圧にもいいという。
十薬
名医別録の下品に収載されている、一名「魚腥草 (ぎょせいそう) 」
ともいわれる。日本の民間薬。「大和本草」では10種類の薬効を
有しているから「十薬」というとしるされています。薄暗い藪に足を
ふみいれたとたんに、顔をそむけたくなるほどの悪臭に襲われる
ことがある。ふみつけようものならもっと匂う、それなのに陰干し
すると匂わなくなる。
ドクダミ科のドクダミの花期の地上部です。民間では生の葉も用
います。中国では「魚腥草」、「日本」では重薬、十薬、どくだみ
などと称します。乾燥後も葉の緑色の残っているものが良い。
ドクダミは多年生草本で、梅雨ころに、一見花びらにみえる
白い四枚の総苞をつけた黄色い花穂を出す。白い花は葉の
変形である。薬用部分は全草である。開花期に根ごと採取して
日干しにしたものを十薬といっている。緩下、利尿の作用がある。
生薬名の十薬は十種の薬効があるところからつけられたという。
利尿、緩下、解毒薬として応用し、悪瘡、脱肛、痔婁、虫毒など
に外用します。日本では民間的に便秘、風邪、蓄膿症などに
煎用するほか痔、腫れ物、腰痛冷え性などに生の葉を貼る
ほか温剤とします。中国・四川、ベトナムでは蔬采として食する。
皮膚の発疹、蕁麻疹などのアレルギー症状、高血圧にもいいという。
十薬